日本鉄鋼協会 2022年春季講演大会(Web, 3月16日)にて4件の発表を行います


 日本鉄鋼協会 2022年春季講演大会(第183回)にて精密工学科 窪田研究室より4件の学生ポスターセッション発表を行います.Web開催です.ぜひご参加いただきご意見などいただけますと幸いです.

1.強制潤滑を用いたハイドロフォーミングにおける成形特性の検討(4年 天野由紀子)

 チューブハイドロフォーミングへの強制潤滑の適用(特許出願番号:特願2021-143672)について,途中止め試験により肉厚変化を詳細に考察した結果を報告します.本研究は科研費 21K14058 の助成を受けたものです.

2.線材のロール曲げ加工における出側パスライン変位が成形形状に及ぼす影響 (4年 宇賀神匠)

 ピストンリングのロール曲げ成形の成形精度に対する外乱の影響を有限要素法解析により明確にしました.本研究は日本ピストンリング株式会社との共同研究です.

3.差厚鋼管の曲げ成形特性の検討(4年 関那悠太)

 長手方向に板厚が変化する差厚鋼管について,その曲げ成形特性を有限要素法解析により明らかにしました.次世代自動車の軽量化に向けた検討です.本研究は日本製鉄株式会社との共同研究です.

4.鋼管の伸びフランジ成形シミュレーションのための高歪域流動応力と割れ発生限界ダメージ値の同定 (4年 中川嵩太)

 鋼管に設定された穴の,穴縁の成形性を評価する試験法を開発しました(特許出願番号:特願 2020-097952).本試験と有限要素法解析を組み合わせてシミュレーションの精度向上と割れ発生の閾値の導出を行いました.


<日本鉄鋼協会ポスターセッションURL>

 https://www.isij.or.jp/meeting/2022spring/student-poster.html#ps

Kubota Lab.

形ある工業製品はすべて 材料を加工することで生み出されています. 当研究室では精密機械,航空機,自動車,鉄道などへの適用を目指した 新しい塑性加工技術を研究しています. さらに,材料特性の評価手法,材料の変形を予測する数値解析技術, 接合技術,製造された製品の性能までを 総合的に考えたモノづくり研究を推進しています.