<掲載ページURL>
http://www.tec.u-tokai.ac.jp/schoollife/miryoku/1903.html
-----------以下、記事転載------------
東海大学の魅力を学生たちに語ってもらう「コウガクの魅力発見」。今回は、キックボクシング部主将を務めつつ、今年3月には日本鉄鋼協会の主催の学会で企業との共同研究の成果を発表するなど文武両道で活躍する関那悠太さん(精密工学科4年 指導教員=窪田紘明講師)にインタビューをしました。
――精密工学科に進学したきかっけは?
自動車などの設計に興味があったのと、理系科目が得意だったのがきっかけです。そんな中で槌谷和義先生が手掛けている蚊の針の研究を知り、こんなものを設計できるようになりたいと思ったのです。先輩たちに就職実績もよくて、この学科を受験することに決めました。
――精密工学科の魅力は?
さまざまな素材や製品を開発していく実験と、その性質をコンピュータで分析する解析の双方を研究している先生がいることだと思います。そのため、さまざまな知識を得られますし、研究室を選ぶときにも自分の興味・関心にあった場所を選ぶことができます。 また窪田先生の研究室では、わからないことがあれば先輩たちも親身になってアドバイスしてくれますし、先生もフランクでありながら、かつ的確に指導してくれるので毎日を楽しく過ごせています。
――キックボクシング部の活動について教えてください
キックボクシング部は一昨年に全国大会で団体優勝をするなど実績のある部です。卒業生の中は、プロで活躍している人もいますよ。 そのため、練習もしっかりやりますし、高い目標を持った学生が多いのが特徴だと思います。部員には大学から始めた初心者も多いのですが、しっかり練習すれば結果もついてきますし、やりがいのある部活だと思います。時にはプロで活躍している先輩と練習できる機会もあるなど、普通の大学生ではできない経験ができるのも魅力ですね。
――勉強との両立は大変ではないですか?
「やるときはやる」「休む時は休む」というメリハリをつけることを心掛けていれば大丈夫です。大会前には体重を減らす減量をしなければならないので、そんな時には自由にお菓子を食べている友人などがうらやましいなと思うことはもちろんあります。でも、勉強も練習も、手を抜かずにやれば必ず結果が付いてくると信じて、ぐっと我慢するようにしています。
――現在手掛けている研究について教えてください。
自動車の車体などで使えると期待されている差厚鋼管の特性を調べる研究をしています。現在、車体はいくつかの厚さの鋼材を溶接して作られているのですが、差厚鋼管を使えば車体を一体成形できるため、強度を高めつつコストを下げられると期待されています。とはいっても、まだ新しい技術なので、曲げ加工したときにどのような特性を持っているのかが明らかでないところがあり、その解明を目指しています。
――研究を始めてどんなことを実感していますか?
まず部材の設計の仕方や解析の方法などが実践的に身につきました。解析ソフトがうまく設定できず、半年間試行錯誤を繰り返した時もあったのですが、その過程で感じたのは「どんな知識も使ってみなければわからない」ということでした。 もちろん1年から3年までの授業でもさまざまな知識を学びますが、本当に「道具としての使い方」が身につくのは研究室に入ってからだというのが実感です。また、研究をしながら、自分の進路も明確になっていくのも、卒業研究のメリットですね。
――高校生へのメッセージをお寄せください。
数学や物理、化学など理系の科目が得意なのであればぜひ工学部に進むことをお勧めします。なかでも東海大学の工学部は、産業をイメージしやすい学科が多いので、その中から自分に合った分野を選べばいいと思います。
また、大学に入るからには何事も「本気」で取り組んでください。学生が自由にできることが多い反面、うっかり手を抜くとすべてが崩れてしまうこともあります。一度しかない大学生活を充実させるために、ぜひそのことを大切にしてほしいと思います。
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