第73回塑性加工連合講演会にて5件の発表を行いました

<第73回塑性加工連合講演会 2022年11月18日(金)~11月19日(土)@仙台>

会場:トークネットホール仙台

主催機関:日本塑性加工学会 


▼線材のロール曲げ加工における出側パスライン変位が成形形状に及ぼす影響(宇賀神 匠、岡野 将卓、吉田 一也、窪田 紘明)

ピストンリングは,矩形断面の線材をロール曲げ加工でリング状に成形している.しかし,成形後のリング径が目標寸法にならない場合がある.その一因として,外的要因による出側パスラインの変化が想定される.

▼電気自動車用モータ向けマグネット平角ワイヤの製造プロセス(陌間 拓未、窪田 紘明、吉田 一也)

電動車モータに用いられる銅平角巻線の製造方法について,圧延と引抜きの複合プロセスと引抜きのみのプロセスの比較をFEM解析及び実験で行い,それぞれの長所短所を調べた.

▼マンドレル引きによる薄肉・極細経管の製造(高橋貴志、窪田 紘明、吉田 一也)

 ステンレス管材の内部に水溶性繊維を挿入し,マンドレル引きを行い,薄肉かつ内面性状の良好な製造を行った.

▼強制潤滑を用いたハイドロフォーミングにおける成形特性の検討(天野 由紀子、三上 拓徒、吉田 一也、窪田 紘明)

ハイドロフォーミングに強制潤滑を組み合わせ,途中止め試験行い,変形挙動を明らかにした.

▼ハイドロフォーミングにおける域差・時間差強制潤滑技術の開発(石井 英、宮澤 翼、三上 拓徒、吉田 一也、窪田 紘明)

ハイドロフォーミングにおける強制潤滑技術において、金型に溝を掘ることで領域ごとに摩擦を制御する域差潤滑技術、潤滑剤供給タイミングを変更することで摩擦を制御する時間差潤滑技術の開発を行った。



Kubota Lab.

形ある工業製品はすべて 材料を加工することで生み出されています. 当研究室では精密機械,航空機,自動車,鉄道などへの適用を目指した 新しい塑性加工技術を研究しています. さらに,材料特性の評価手法,材料の変形を予測する数値解析技術, 接合技術,製造された製品の性能までを 総合的に考えたモノづくり研究を推進しています.