【科研費】研究課題「域差・時間差強制潤滑法によるハイドロフォーミングの自在板厚制御」が採択

 2021年度~2022年度の科研費研究課題が採択されました.アイディアの実験実証を進めて参ります.

<研究概要>

 気候変動への対応は重要な課題であり自動車産業においては燃費・電費改善によるCO2排出量の削減が求められている.そのための方策として本研究では骨格部材の閉断面化と差厚化による車体の軽量化に着目した.本研究ではハイドロフォーミング成形工程において金型と材料の間の摩擦を部位毎,タイミング毎に制御することで板厚分布を制御してこれを達成する.即ち,ハイドロフォーミングにおける「域差・時間差強制潤滑法」の開発に挑戦し,究極の閉断面差厚構造部材を製造可能とする.

<科研費サイト>

https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K14058/

Kubota Lab.

形ある工業製品はすべて、材料を加工することで生まれます。私たちの研究室では、医療機器・精密機械・航空機・自動車などへの応用を見据えた新しい塑性加工技術の研究に取り組んでいます。また、材料特性の評価、変形挙動の数値解析、機械学習を活用したプロセスの最適化、そして製品性能の検証まで、ものづくり全体を視野に入れた統合的な研究を推進しています。