大学院工学研究科機械工学専攻の陌間さんが日本銅学会の学生優秀講演賞を受賞しました

大学院工学研究科機械工学専攻2年次生の陌間拓未さん(指導教員=工学部精密工学科・吉田一也教授)がこのほど、日本銅学会が選出する学生優秀講演賞を受賞しました。銅学会では、伸銅品に関する科学技術の進歩向上や伸銅工業の健全な発展に寄与することを目的に、講演大会を開催するとともに優秀な大学院生や若手研究者への表彰を行っています。本学大学院生の陌間さんは、2022年10月の学術講演大会で「電動モータ用高品質平角銅線製造のための加工工程設計と引抜きダイス形状の最適化」についての論文を発表しました。

本研究は、EVモーターなどに用いられる多種多彩な銅線を、高品質かつ容易に加工する新手法を考案したものです。自動車企業各社が開発する電気自動車に搭載される高性能EVモーターには、高品質の銅巻線が必須となります。一方で、銅線の種類ごとに複雑な製造工程を要し、製造コストも多大となっていることから、大河内さんは材料を3つのロールにて圧延する新手法を考案。その結果、これまでよりも低コストで高い品質の銅線製造ができることを明らかにしました。

引用元URL https://www.u-tokai.ac.jp/ud-engineering/news/9028/

Kubota Lab.

形ある工業製品はすべて 材料を加工することで生み出されています. 当研究室では精密機械,航空機,自動車,鉄道などへの適用を目指した 新しい塑性加工技術を研究しています. さらに,材料特性の評価手法,材料の変形を予測する数値解析技術, 接合技術,製造された製品の性能までを 総合的に考えたモノづくり研究を推進しています.